きょうの絵本 【みんなのいえ】

おすすめ絵本

みんなのいえ
たしろ ちさと
文溪堂

こんにちは!今日は、荒れ果てた家が素敵な住まいに大変身する絵本を紹介します

今回紹介する【みんなのいえ】は、ふゆのある日ひとりのたびびとが みんなに忘れられた荒れ果てた家にたどりつくところから始まります。
このたびびとのおじいさん、ほこりだらけ穴だらけの家が気になってそうじをして住むことにしました。
季節が変わると別のたびびとがたずねてきて一緒に暮らし始めます。そうしてだんだん住民が増えみんなで「せかいにひとつのいえ」を作り始めます…

みんなのいえ ここがおススメ!

まるで自分も荒れた家をそうじして住みやすい家を作ったような達成感が味わえる

家族のアイデアが盛りだくさん!絵だけでも楽しめる

暗かった家がページが進むごとに明るくなり、家の豊かさや家族の暖かさを感じられる
子供はもちろん大人にも読んでもらいたい一冊

実はわたし、YouTubeでよく見るのが「汚部屋を大掃除する」動画なんです。
見ているだけで、自分も掃除をしてきれいな部屋を手に入れた気になってついつい見てしまうんですね。見終えたときなんか達成感あるというか。笑
このみんなのいえの絵本を読んだ時も、DIYまるっきりできない私がトンカチ持って屋根の穴を塞いだり、壁にペンキを塗ったり、子供部屋を秘密の基地のようにしたり…
まるで自分が家をDIYしている気分になれて楽しかったです
そしてできあがった家が本当にアイデアと楽しみがいっぱいの素敵な家なんです。
読み終えた後、充実感間違いなしです。

②作者のたしろちさと さんは、この忘れられた家の話しを作るとき「便利さだけを目的としない」家にしたいと思ったそうです。
その言葉通り作中には電気やガスはありません。身の回りの自然を使って上手く生活に取り入れてます。しかも住民になった人たちがそれぞれにピッタリの仕事の役割があるんです。
みんなで力を合わせて作り上げていく家は暮らしやすく、住民もみんな生き生きしています。
絵本の要所要所をよーく見てみると、工夫がたくさんあって見つけるのも楽しいです。
ちなみに子供たちはこなをひく風車の絵を見て、どうやって使うの?と疑問に思って一緒に調べたりもしました。絵本から知識が広がるのは嬉しい!

③我が家はこの絵本を子供と一緒に、家のビフォーアフターの違いを探しながら楽しく読み進めました。
家の断面図がたびたび出てくるので、違いが分かりやすく面白かったです。
もちろんビフォーアフターも面白かったのですが、荒れ果てた家がみんなの手によって「せかいでひとつのいえ」になっていく過程に心が温かくなりました。家っていいな家族っていいなと思える絵本だと思います。

たしろちさとさんのほんわかな絵と豊かな色彩が魅力的な素敵な絵本でした!

是非読んでみてください~!


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